レッツノート 何も表示しない BIOSの修復
Let’s note CF-S10EWGDS 画面が真っ暗 BIOS
【修理期間】 ~ 日
【費用】 27,500円~
お客様より、メールでお問い合わせがあり、翌日お持ち込みいただきました。
『電源は入りファンも回っているので動いている様子ではあるが、ハードディスクのアクセスランプ等も点灯せず、
画面に何も表示されない』といった状態。
通常であれば、起動すると青の背景にPANASONICの文字が現れますが、それすらありませんでした。
『分解が簡単な機種だったら自分でも分解してみたいんだけど、さすがにレッツノートはちょっと…』とのこと。
分解が面倒なことを知らずに挑戦してしまって、取り返しがつかないという人も少なからずいらっしゃいますので、
賢明ですね^^;
そして、このような症状はBIOSが絡んでいることが多いので、
分解できたとしても簡単には解決できないことが多いです。
実際に分解して、確認。
メモリの接触不良でもないみたいなので、やはり疑うのはBIOS。
マザーボードに実装されているEEPROMを外し、BIOSデータの修復。
実装部品を取り外すと想定していないとは思いますが、CF-SX1等に比べれば外しやすい位置にあります。
ハンダでROMを外す際、パターンを切らないように細心の注意を払います。
修正後、再実装。
電源をいれてみたところ、無事【Panasonic】と表示され、BIOS設定画面にも入れました。
レッツノートのBIOSロック解除依頼、ブログにはほとんど書かないだけで過去に何度もありますが、
CF-S10でBIOSデータ破損はめずらしいですね。
Let’s note CF-S10 BIOSパスワードを忘れた
『パスワードを忘れてしまってログインできなくなってしまった』と電話でお問い合わせをいただきました。
最初はWindowsのパスワードだと思っていたのですが… お持込みいただいたら、
なんとロックされていたのはBIOSです。
BIOSのパスワードが設定されておりますので、このままでは何も出来ません。
さらに、このパソコンに入っているアプリケーションソフトが仕事で必須!とのことで、
『とにかく早急に使えるようにしてほしい』と。
BIOS情報が入っているチップ部品をマザーボードから取り外して、解除するしかなさそうですね。
とにかくお急ぎだったので、もしうまくいかなかった場合に備えて秘策も考えておきました
(それは結局使わずに済みましたが…)
分解は慣れておりますが、こんな時こそ油断は禁物。慎重に作業を行います。
ハンダ付けされているBIOS ROMをマザーボードから取り外し、16進数データでBIOSパスワードのリセット作業。
作業完了後、再度ハンダで取付け。仮組みで動作確認し、BIOSの設定画面に入れることを確認しました!
パスワード解除完了ですね。あとは本組み、動作確認して修理完了。
すぐにBIOSパスワードリセット、お引き渡しできてお客様も喜んでいらっしゃいました。